結婚相談所は気遣いできない男性ばかりとお嘆きのあなたに・・
こんにちは。結婚相談所 東京 / 渋谷 パールウエディングのカウンセラー佐橋から、今回は女性会員向けコンテンツとなります。
先日、女性会員さんからZOOM定期面談の際に、残念ですが○○さんと交際を終了したい、との依頼がありました。理由は
「自分のことしか考えていない人のように感じました」
とのことです。
その相手の方については少し前から伺っていました。職業柄忙しいのは理解できるのですが、デートの設定であまりに自分の都合で時間と場所を一方的に決めようとする男性のようでしたので合わせていくのはかなり難しだろうなと危惧をしていました。ですから交際終了の依頼をいただいても「ああ、やはり」という感じです。そのまま速やかに先方の結婚相談所に依頼させていただきました。
結婚相談所でも明らかに「自分のことしか考えていない」と思われる人は避けるしかない
こういう感じの方(今回は男性)は根っからの悪人という訳でもないでしょうし、ご自身の振る舞いに気付いていないということでしょうから、試練があったり、何某かの気付きを得る機会があったり、今後中長期的に人生経験を経て相手の気持ちを汲める素敵な方に変貌していくかもしれません。
ただ残念ながら比較的短期での成婚を目指す結婚相談所の婚活の場で頑張っている会員さんにそれを飲み込めとは言うのは少々難しい話かと思います。好条件か否かに関わらず、避けた方が無難と言わざるを得ません。
しかし気付けないだけの男性が多いのも事実
ただし、仮に相手の方に
「そんなことをして、あなたは自分のことしか考えていないのですか?」
と内々に問い詰めたとします。すると・・・
「私は婚活勝者であって選べる立場だから、私の言うことに何でも従ってくれる方かどうか試しました。」
という衝撃の答えがもしかするとごく稀にあるかもしれません。
けれども大半の場合に恐らく戻ってくる答えは
「そんなつもりは全くありませんでした。彼女がいやだと言ってくれれば変えたのに・・」
という戸惑いの声でしょう。気付かない男性は女性からすれば驚くほど実際多いと思われます。
上記の例は男性側が極端だったので仕方ないし交際終了で当然なのですが、それほど極端ではないけれども女性側が求めるような気遣いができずに上手くいかないケースは多々あります。そんな場合は少し女性には大目に見ていただければなと思います。
それについて男性が改善をすれば問題なしとなるのですが、もともとそういった素質に恵まれていない傾向が強い性であることに加えて、適切な機会・経験が必要になってくるため簡単には進みません。
もしもあなたが、
結婚相談所は気遣いできない男性が多い
とお嘆きだとしたら、それはそれで間違ってはいないのですが決定的な誤解を含んでいます。そうではなく
世の中は気遣いできない男性が多い
が誤解を生まない公正な表現なのです。その母集団の中で結婚に対して本気である人たちを抜き出してきたのが結婚相談所の集団なので、同様の傾向を示すのは当然だと言えます。
このように語ると、女性陣の反論が聴こえてくるようです。
「私の付き合ってきた人はそんなことなかったし、周りにも気遣いができる男性がいます!」
はい、それはそうでしょう。
過去に女性とお付き合いを継続的にできた男性は気遣いが一定レベルでできる方で、多数派ではないながらもいらっしゃると思います。ただしその陰であなたがはなから対象外としてきた男性がかなりの割合でいるのではないでしょうか?
「時間差一夫多妻制」という、一人の人気のある男性が複数の女性と時間差で離婚・結婚を繰り返すことを表す言葉がありますが、婚姻に至らぬお付き合いの場でも同様に少数の気遣いなどに優れた男性が多くの女性との交際を繰り返す結果がそのような誤解を生むのでしょう。
更に周りにいる既婚者についてはまた別枠で考えるべきです。彼らは妻という女性が常に身近にいて訓練を日々積み重ねています。その結果として例えば職場などで短時間接するだけの女性に対して気遣いをすることはそれほど負担ではないはずです。ある意味では別の女性が育て上げた完成形のよそ行きの姿ですので、その瞬間だけを見て結婚相談所で活動をしている未婚男性と比較をするのはとても公平な評価姿勢だとは言えません。しっかりと今後の伸びしろも含めて考えるべきだと思われます。
もともと気遣いがし辛いという資質だって、例えば細かいことにとらわれ過ぎないで大局的な判断ができるなど何か有利な点があって仕組まれていることだと思います。長所短所、有利不利は表裏の関係であって、そこには実は素晴らしい可能性が秘められているのではないでしょうか。
女性側も相手の見方を含めて変化したほうが幸せ
このような男性側の現実を受け入れる気持ちがあなたにあるのであれば、後は
ひたすら自分の希望水準を満たす男性を追い求める
か
ご自身の許容度を高める取り組みをする
かの二者択一またはその適切なバランスの中で婚活を進めることになります。
私は、ご自身そして相手男性を含めた結婚後のお幸せのためには、後者への比重が少しでも大きくなったほうが望ましいと思っています。嘆くばかりでなく女性側も少し考え方を変えていった方が建設的だと感じます。
同じように考えていただける方がいらっしゃれば幸いです。ご面談の際にお話いたしましょう。