親はいつまでいてくれるのか?

結婚相談所 東京 20代 30代 ブログタイトル20201012

こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。
結婚相談所 東京 / 渋谷 パールウエディングのカウンセラー佐橋です。

結婚相談所の業務外のお話になりますが、昨日、知人のお母様の訃報がありました。ご遺族のご心情を思うと胸が痛みます。

現在、結婚相談所で婚活をしている、又はしようとしている世代の方々はまだまだご両親共に健在という方が多いでしょうから、あまりこういったお話を人にされたとしても実感がわかないかもしれません。
けれども親がいなくなるということは決して他人事ではなく、残念ながらいつか必ず全員に起きることです。そうです、あなたにも。

ブログをご覧の皆さんは、そんなことを想像してみたことがありますでしょうか?

結婚相談所 東京 渋谷 20代 30代 親

親の存在というものは本当に大きいですよね。個人的にはその大きさを強く意識した瞬間が二度ありました。

その一つ目は大学に入学して通うために一人暮らしを始めた際のことです。新しい土地での新たな出会いに胸を膨らませ、解き放たれて誰からも拘束されない自由が得られた感覚がありました。

しかしながらそんな自由を謳歌しながらも、ある時ふと、自分の頭上を覆っていた上蓋のようなものが外されて、なんだかふわっと蒸発してしまいそうになる不安感にかられた瞬間がありました。とても不思議な感覚です。
これからは自分自身で地に足を付けて、しっかり立てねばならないのだと改めて実感した記憶があります。
少し大人になったということでしょう。

けれどもそうやって親元から離れ、その後仕事に就き経済的にも自立を果たしたとしても、遠く離れていても何か繋がっている感覚は残ります。頼ろうと思う気持ちはなくても、それでもどこかしら精神的な拠り所になっていたのだと思います。

その心の拠り所が消滅する、すなわち親の死、それが二つ目です。

まだ若いころは「親に日頃の食生活はどうなのか?」と心配されて面倒がったり、小遣いをくれようとするので「もう社会人なんだから大丈夫だよ」と言ったり、と大人ぶっていました。

結婚相談所 東京 渋谷 ブログ 20200110

けれども結婚して子供もできて、自分も親の立場になると本当にありがたいことだったと痛感します。

それが今ではもう懐かしい想い出です。どんなに求めても時は戻すことができません。

何気ないやりとりが何と幸せなことだったのか。無意識に心の支えになっていたものはまるで空気のようにいつまでも当たり前に与えられると勘違いしがちですが、残念ながらそれは間違っています。

当たり前にいつもいてくれた存在が、必ずいつかはいなくなってしまうのです。
その事実に目を背けるわけにはいきません。

婚活世代の方々には今のうちに親御さんを大切にしてあげていただきたいなと思います。そしてその親御さんは自分が先だっても子供が寂しくならないで幸せになってもらいたいと願っているはずです。

仕事柄でしょうか、誰かがお亡くなりになるたびにいつもそんなことを考えます。
会員さんに、いやすべての方に、いざという時に傍に優しく寄り添ってくださるパートナーが早く現れると良いなと思います。

人は皆、一人では生きられないものなのですから。