七夕とお見合い
もうすぐ7月7日、七夕の日がやってきます。
あらためて説明するまでもないでしょうが、
天の川を隔てて西側にいる織姫さまと
東側にいる彦星さまが一年に一回だけ七夕の夜に再開できるということです。
なんともロマンチックなお話ですね。
その日の天気を気にしながら
「今日は二人が会えるのかなぁ~」なんて
小さなころに乙女チックな思いにひたっていたかたも
いらっしゃるのでしょうね。
まあ、その頃私はといえば、
そんなデリカシーなどはまったくなく
ひたすら短冊に自分の願いを、
「サッカーボールが欲しい」だの
「野球選手になりたい!」だの書きいれて
私利私欲に走るお子ちゃま男子でございました。
仲人の仕事を始めて、ある時ふと気付きました。
この七夕の話は何かに似ている!!
そうです。このお話まさに、
お見合いを遠くで見守る仲人のようなのです。
基本的に関東でのお見合いは仲人の立会いがありませんので、
本人同士でお会いすることになります。
結婚相談所ではお会いする日時とホテルラウンジ等の場所を事前に確定します。
当日はお互いの携帯電話番号などはまだ知らされていませんので
その待合せ場所にてプロフィール写真で見た様子で相手を探すことになります。
しかし、これがなかなか曲者で、
写真とやや印象の異なる方もいらっしゃいますので探すのに苦労する場合もあります。
また、一方が遅刻される場合もありますので、そういった不測の事態に備えて
お見合いの始まる前後の時間帯は、会員の方からの緊急連絡に備えて電話に出られるように待機をしております。
そして設定時間を十数分経過すると、
「さて、もう大丈夫かな・・・。会えたみたいだな。」
と一安心する感じです。
お見合いがある日の朝は天気も気になります。
さすがに雨天延期とはいかないのですが、
あまり悪天候だと「今日はたいへんだなぁ」
などと心配したりもします。
そんな様子が何かと似かよっているのです。
さて今日は土曜日です。今週もたくさんのお見合いが組まれています。
そろそろお見合いの時間が経過しようとしています。
うちの織姫さまと彦星さまたちは無事にお会いできたかな?
特に連絡がないので、きっとお会いできているのだと思います。
まずは、よかったですね♪
相手の方が良い方で、話がはずむといいですね!
いつも声には出しはしませんが、
心の中でつぶやきながら見守っています。