親もいつか必ずいなくなります。

こんにちは、結婚相談所 東京 ／ 渋谷のパールウエディングです。

ブログをご覧いただきありがとうござます。

 

みなさんは映画をよくご覧になりますか？

結婚相談所で活動されプロフィールの趣味欄を「映画鑑賞」とされている方も多いですね。

交際中の方々も何回目かのデートで映画館へ行かれるケースがあります。

私自身は子供が大きくなってからは

劇場まで足を運ぶ頻度はかなり減って

時々大きな画面で迫力を味わいたいような壮大な映画は見に出かけますが

それ以外、特に人間ものは自宅で鑑賞することが多くなりました。

 

以前から通販のアマゾンでなんとなくプライム会員というものになっていましたが

無料で相当な量の映画等がみられる特典がついていて

会員さんや子供に勧められたこともあり、最近よく自宅で映画を見ています。

 

昨晩も「100歳の少年と12通の手紙」というフランス映画を見ました。

白血病を患った余命わずかな小さな少年が

ピンクの服を着た口の悪い元プロレスラー婦人と知り合い

残された一日一日を大切に、そして前向きに生きる物語です。

ストーリーをあまり詳しく書いてしまうと

これから見てみようかなと思っていた方に申し訳ないので割愛いたしますが

一つだけ印象に残ったシーンを・・・

 

分かり合えない両親と死を待つ自分との葛藤の中で

動かなくなっていく身体で自らの「老い」を感じながら

婦人と対話をする少年。

そこで少年は、

親もまた、いずれは死を迎える

という避けられない事実に気付かされます。

 

この年頃の少年が普通であれば本気で向き合うこともないように

お若い方々はなかなか現実のこととして受け止めにくいと思います。

しかしながら時期が異なるだけで死はすべての人にやってきます。

 

子を持つ親として、もしもこの子のように我が子がと考えたら・・・

自分と順番が入れ替わるなどということは

想像するだけでも胸が張り裂けそうになります・・・

 

けれども亡くなろうとしている子供の側の気持ちというのは

正直に言って考えてみたことはありませんでした。

難しいですね。

なかなか立場を変えて相手の気持ちになるのは難しいことです。

だからこそ強く意識することが重要なのでしょうね。

様々な示唆に富み

考えさせられることの多い内容です。

 

しかしながら決して重苦しくなく

ウィットにとんだ表現とややB級映画っぽい回想映像と共に

笑顔で見ていられる秀作かと思います。

 

私自身は妻がクリスチャンでもあり価値観が近いのでスッと心に入ってくるのですが

日本とは少々異なる欧米の宗教観が気になる方は受け入れにくい部分もあると思います。

そこが気にならない方以外にはたいへんお勧めです！

心温まるとても素敵な作品でした♪