自分自身を好きでいられる相手

結婚相談所 東京 20代 30代 ブログタイトル20190610

こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。
結婚相談所 東京 / 渋谷 パールウエディングのカウンセラー佐橋です。

先日の、お笑い芸人の山里亮太さんと女優の蒼井優さんの入籍報告はインパクトがありました。当初第一報では「美女と野獣」的な驚き方をしていても、会見での山里さんの受け答えの的確さや蒼井さんへのいたわり方など、男っぷりの良さを見て納得された方も多いのではないかと思います。

うん、いいよね、山ちゃん!(なれなれしい?)

さて、お二人の話題が出たせいなのか、ネットのニュースでこんな名言を見つけました。なんでもそれは蒼井さんが友人に発した言葉で、ツイッターで評判になっていたそうです。

「『誰を好きか』より『誰といるときの自分が好きか』が重要らしいよ」

・・・

これは良いですね。恋愛だけにとどまらず、結婚までを真剣に考えるなら非常に重要なことと思われます。

「誰が好きか」

この基準で相手を選んだ時、本能的に燃え上がるようにのめりこめる相手といれば強烈な満足感が得られるのでしょうが、相手を失うことへの不安から、疑い深くなったり、拘束し過ぎてしまったり、精神的に不安定になるということもあるでしょう。相手のことが好きでも、そんな状態なってしまっている自分を好きでないと感じるなら、それは本人とって実はあまり幸せではないのかもしれません。それを、

「誰といるときの自分が好きか」

とアプローチを変えて、安定的に自己肯定感を持っていられる状態を許すパートナーを求めることは、確かにその方の幸せにつながりやすいように思えます。

自己肯定感を持っていられる、という状態をかみ砕いて言うと、まず思いつくのは

一緒にいて自然体でいられて、落ち着く

ということかなと思います。成婚してお幸せそうにされている方々が、相手の方をこのように評することは非常に多いです。

ただし、このようにだけ書くと誤解をされやすいので追記をしますが、必ずしも

現在の、ありのままの自分を、何も変えなくて済む相手が良い

と言っているわけではありません。

現在のままの自分、まったく何も努力をしないで何も変えなくて良い、一生現状維持がでいたい、そんな自分を好きな方なのであれば、それは正しいのかもしれません。

ただし恐らく、ほとんどの方々は現状にずっと停滞しているよりも、多かれ少なかれ成長していきたいという気持ちもまたお持ちなのではないでしょうか。

大切な誰かのために、または自分のために、自身の何かを変えようとしている、より良く成長しようとしている、そんな自分が好きだという人も多いのではないでしょうか? 現在の素の状態でいるだけではなく、プラスで前向きな努力ができる状態を好むのが人間の性(さが)のような気もします。

現状維持と、対極にあるケースで

互いに成長しあえる関係が良い

と仰る方々もいらっしゃいます。分かりやすく極端な例を挙げると、アスリート同士のご結婚で、競技は違っても刺激し合いながら高みを目指す、というような関係性が理想ということもあろうかと思います。

言葉にすると、これら両極のケースは相反するように聞こえますが、「自然体でいられること」と「成長すること」というのは完全にぶつかり合って一方しか実現しないというわけではありません。

自然で努力しなくても良い部分と、可能であれば成長していこうと思える部分、その二つのバランスをうまくとりながら無理がないように人生を歩める相手が良いのではないでしょうか。そしてそのバランスは人それぞれで異なるはずです。

「誰といるときの自分が好きか」という尺度を意識してパートナーを考えるのは、その人その人に合った無理がないバランスを当てはめていけるので、柔軟で、多くの方にとって有効な取り組み方に思えます。

自分自身を完全に押し殺して生き続けるのはつらいことです。ですから相手に好かれるためにストイックにすべてを合わせてしまうようなことは決してお勧めできません。

けれども何も自分を変えずに、相手に合わせずにいようとするスタンスでは関係がうまくいくはずもないですし、全く成長をしないというのも実際は満足感が得にくいと思います。

パールウエディングの会員さんには(いや、それ以外の方々も)、その人に合った良いバランスを模索して、自己肯定感の持てる人生を過ごしていただきたいです。

そんな指標として「誰といるときの自分が好きか 」を考えることは非常に役に立つと思います。